INTRODUCTION

INTRODUCTION

十数万人にも及ぶとされる、東京在住の密入国者たち。どこの政府にも守られない彼らが、自身を守るための秘密組織“裏都庁”を作り上げた! 裏都庁には、金融庁の知らない銀行、厚労省がタッチしない病院、そして異邦人を守るための警察組織があった――。『ディアスポリス-異邦警察-』は、そんな裏都庁の警察組織で働くただ一人のケーサツ、久保塚早紀の活躍を描く物語だ。

原作は2006年から2009年に週刊モーニング(講談社)で連載され、第14回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門審査委員会推薦作品にも選ばれた名作。『20世紀少年』など大ヒット漫画の脚本やストーリー制作を数多く手がけてきたリチャード・ウー(長崎尚志)のキワどくも人間味豊かな物語と、躍動的なタッチで読者の胸を踊らせる、すぎむらしんいちの画が相まって、漫画ファンの支持厚いこの作品がついに実写化。4月よりMBS/TBS系列で放送され、好評を博した連続ドラマの勢いそのままに、9月には映画となって駆け抜ける!

年齢・国籍などは一切不明。多数の言語を操り、機転の利いた作戦を展開し、自身の信念に従って“駆け込み異邦人たち”を助ける裏ケーサツ。そんな主人公・久保塚早紀に扮するのは松田翔太。連載当時から原作を愛読し、映像化の際には久保塚役を演じてみたいと熱望していたという松田が、言い回しのニュアンスやファッション、国境も人種もない自由で平等な精神性に至るまで丁寧に作り込み、鮮烈な印象を残す。

映画『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』

さらに、松田自身が「二度とない企画」と気合い十分に語る、日本映画界の精鋭たちとの奇跡のコラボレーションも実現! 映画・ドラマ両方を手がける熊切和嘉監督をはじめ、ドラマ演出陣に『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬、『モヒカン故郷に帰る』の助監督を務めた茂木克仁、ゆうばり国際映画祭オフシアター部門で二年連続グランプリを獲得し、新作『ディストラクション・ベイビーズ』も話題の真利子哲也ら、才気溢れる監督たちが名を連ね、それぞれの個性をスパークさせている。とりわけ、モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞した『私の男』など、これまで文芸映画で高く評価される熊切監督はそのイメージを鮮やかに覆す本格アクションに挑戦。銃撃戦から肉弾戦までエキサイティングなバトルシーンを作り上げている。

久保塚の仲間である裏都庁のレギュラーメンバーにもユニークなメンツが集結! 久保塚のバディとして間合い絶妙な掛け合いを披露する鈴木役には、在日ファンクとして活躍するミュージシャンであり、4月より放映中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』など、俳優としても抜群のセンスと愛嬌を見せる浜野謙太。日本語は片言ながら滅法口が悪く、行動もセコイが、実は仲間想いな裏都庁助役の阿(アー)役に芸達者なドラマ・バラエティ番組等で幅広く活躍している柳沢慎吾。
加えて、映画版のキーパーソンとして、ダーティ・イエロー・ボーイズの周(ジョウ)に須賀健太、ダーティ・イエロー・ボーイズ関西支部の重要人物に安藤サクラら、個性豊かな俳優陣が参加。国境や人種を軽やかに飛び越えて進んでいく物語同様に、ボーダーレスに活躍するキャストたちがとことん自由に世界を切り拓き、化学反応を起こしていく。

いつもの道から一歩裏道へ。そこに広がるのは見たことのない、でも今もどこかに確かにある“裏トーキョー”。アブない事件もセンスが炸裂する笑いも、キレッキレのバトルも胸を打つ人間ドラマも、この世界にあるすべてのものは裏ケーサツが守ってくれる!
笑って泣いてエキサイトするニュー・ヒーローの物語が、今ここに始まる!

映画『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』

生きるか?捕まるか?
ギリギリな密入国者たちの裏社会エンターテインメント!